今月は、作業内容が長期になるものについてのみ掲載していきますので、ご了承ください・・・
だいぶ開始が遅くなりましたが、現在こんな感じです。ピックガードのテンプレート製作中、ネックは指板修正前の状態です。完成までもう少しお待ちください・・・
フレットが打ち終わったので、これからフレットを磨いていくところです。
合間を縫ってなんとか完成までたどり着いています・・・。このピックガード材は塩ビ材ではなく、昔ながらのセルロイド材です。何となく風合いが違うのです。(セルロイド材は板の状態でぐんにゃりと曲がっているのでちょっと作りにくいのが難点・・・)
指板形状:R10inchの円錐(最終フレットで約R12inch)フレットサイズ:Jescar FW:55090-NS ナット:牛骨
すみません。まだ全然進んでいません・・・明日から本格的に始まります・・・。
今回はローフレット側を多めに削って、弦高が下がるように指板修正です。もちろんいつも通り円錐状にしていきます。
現在フレットを打っています。
フレットを打っている最中と、打ち終わって磨いているところの写真。今回は外したナットを再利用するということでしたので、写真のナットをいい感じに加工して使っていきます。
写真ないですが、現在ボディのタッチアップ作業中です。
完成しました^-^とてもいい感じに仕上がりましたね。このギターは70年代のD-35ですので、アジャスタブルロッドではなく、スクエアロッドがネックに入っているので、ロッド調整ができません。ですので、弦高が上がってしまった場合は、今回のようにリフレットで対応するか、もしくはネックリセットで対応するかの2択になる可能性が高くなります。指板のローポジション側を多めに削ってフレット上で角度をつけてあげるんですね。言葉で言うと簡単そうに聞こえるかもしれませんが、実はかなり高い技術と勘が必要なのです。
ピックガードの写真がありますが、既成のものを貼っただけでなんかイマイチだったので、少し加工してから貼っております^-^
指板形状:1Fで15inchの円錐(15Fで約R17inch、最終フレットは約R20inch)フレット:Jescar FW50085-NS
サドル:牛骨オイル
とりあえず、接着。トラスロッドの仕込み溝に沿ってグリップが裂けるように割れつつ、ネックが折れています。ボリュートをそのまま残しながら補強を上手く入れられるかどうか・・・。接着自体はうまくいっている感触があったので、裂けているグリップ部の補強に留めたほうがきれい、且、強度も保てそうな気がしています。
ナット、フレットを外したところです。フレットは温めながらゆっくり抜かないと、指板が傷むので、実はそれなりに技術を要しているのです・・・。
新品ですね。フレットの両端、特に1弦側のエッジの処理が悪くて、弦落ちしてしまうというなんか残念な感じになっているので、フレット交換してスッキリと解決していきます。
まずは、ナットを外すのですが、叩いたり、エンドニッパーなどでグリグリして取ると、周りの塗装、特にヘッド側の塗装がはがれたり、最悪はヘッドの化粧板がはがれるという結末になるので、ナットの真ん中付近で切っています。こうするのが安全です^-^
まだフレットを抜いたところです・・・
どういう状況かおわかりになりますでしょうか?今回は、グリップのほうまで2本亀裂が入っていたので、補強を2か所にしています。亀裂の部分や、欠けてなくなっている部分を補いつつ、ヘッドが割れたところを補強しています。
塗装乾燥中です。
このギターについても、弦高を下げるためのリフレットですので、ローポジションを多めに削っています。このギターはフレットの溝が接着剤で埋まり気味だったので、きれいに除去しているのですが、そもそも溝の切り方が一定じゃないせいなのか、狭かったり広かったりとなかなか曲者でございます。フレット一本一本溝の幅を確認しながら打っています・・・。
現在は、ボディ側の接着面になるところを修正しているところです。予想以上にボロボロだったので、数か所復元しています。