2020/2/2 DCケーブル

 パワーサプライからエフェクターにつなぐ為のDCケーブル製作しています。石井完治さんも使用しています。優等生過ぎず頼りなさ過ぎず・・・こんなんでいいんじゃないかなぁと思って作って渡してみたら、色々試してみてくれたらしく、以外にも良かったらしいです^-^

2020/2/2 Gibson LP Custom(リフレットなど)

 このギターはお預かりした時点で、苦労しそうだな・・・って思っていましたが、案の定って感じですね。フレットの溝はもはや定番となりつつある魔法の液体(ただの水)で接着剤をひたすら除去していきます。ネックはかなり順反りなので、ヒーター修正しましたが、ヒーターに頼るのはあまり好きではないので軽めにしかかけていません。レスポールカスタムは指板修正が実はかなり困難でして、何が困難かと申しますと、指板面とヘッドの面に高低差がないので、いつものように長いあて木でサンディングするとヘッドまで削れてしまうのでヘッドを間違ってでも削ってしまわないように、”アタリ”を装着しています。ヘッドに装着されている透明なアクリル板がそれです。こうすればどうやっても削ってしまうことはありません。

 で、いざ指板修正なのですが、写真で見てわかるようにねじれがありますね。ポジションマークは白蝶貝で、しかも”アタリ”を装着しているせいで勢いよく削るのは困難という・・・少しずつ、少しずつ削って指板修正が完了するので腕が筋肉痛になりそうですね・・・^-^

 コントロールキャビティの写真がありますが、フロントトーンの位置にジャックを取り付けたいということなので、ロングジャックが取り付けられるように少し落とし込んでおきました。

2020/2/2 PGM TE(ネックリシェイプ後の塗装)

 お客様ご自身でリシェイプしたものを僕が塗装をして仕上げていくという作業ですね。まだ粗削りの状態でしたので、塗装できるようにサンディングして、塗装。最初に木地着色をして現在下地塗装を行っておりますが、塗装を弾いているので、若干時間がかかっております・・・。

2020/2/8 F/J JM(リフレット、リフィニッシュなど 完了)

 というわけで完成です。ボディはエイジド加工(レリック)にしています。でもあんまり激しくはやりたくないので、”ソフトレリック”ってとこですかね?ちょっぴりクラックなんかも入れたりしていい感じにしてあります。25年ぐらい前のジャズマスターなので、まあまだ30年もたっていないので、このぐらいがリアルかもですね・・・

 

ネック形状:R7.25inchの円錐(最終フレットでR8inch以上9inch未満)フレット:Jescar FW55090-NS

ナット:牛骨オイル ブリッジ:マスタリーブリッジ ピックアップ:リンディフレーリン

2020/2/8 Gibson LP(リフレットなど 完了)

 完了です。フレットの溝の幅が広くてしっかり打ち込むのはなかなか難しかったですが、フレットに秘密の加工を施してしっかり打ってあります^-^最初の写真、指板とヘッドに高低差がないのがおわかりでしょうか?あと0.2mmぐらいでヘッドと高さが揃いそうです・・・。

 フロントトーンの位置にジャックを入れて、リアトーンをマスタートーンに回路変更してあります。以前にビグズビーを取り付けたので、フロントトーン使いにくいですもんね。いいかも^-^

 

 指板形状:R10inchの円錐(最終フレットでR15inch)フレット:Jescar FW55090-NS ナット:牛骨オイル

2020/2/14 F/J ST(電気パーツ交換など 完了)

 メンテナンスと、ピックアップ以外の電気パーツをUSAに交換です。取り付けしようとしたボリュームポットがあまりにもトルクが重いので、ポットを分解して軽くしてから取り付けています。ハイスピードボリューム並みの軽さになりました^-^

2020/2/22 PGM TE(ネック塗装 完了)

 こんな感じですね^-^

2020/2/22 TE(リフレット&ボディリフィニッシュ 続き)

 随分前からの続きなので、なんのことかわからないかもしれませんが、ボディを白く塗りつぶしたところまで公開していたテレキャスターの続きです。ボディの塗装は既に完了していて、電気パーツは取り付け完了しています。

 リフレットの作業はいつも通りこんな感じです。ハカランダ指板ですね。硬い部分とやわらかい部分が混在している材だったので、指板修正はなかなか難航しました・・・。硬いところとやわらかいところでは削れる量が違うので指板のRが崩れてしまわないように、指板を削るときに力加減を変えながら削っています。無事打ち終わってとりあえずボディ待ち。

 ボディのほうはこれからピックガードを製作していきます。

2020/2/23 TE (リフレット&ボディリフィニッシュ 完了)

 メタリックシルバーの塗装でした^-^   完了です。オールニトロセルロースラッカー塗装になっています。というか僕の所では基本的にラッカー塗装しかやっていません・・・。

 お預かりしたのが昨年だったので、結構時間がかかっちゃいました・・・塗装作業は大変な作業ですが、出来上がるとずっと見ていたくなりますね。音も生鳴りからして響きが良くて気持ちがいいです。ピックアップはリンディフレーリンのブルーススペシャル1/2&1/2というやつです。太くしっかりしたサウンドとともに明るい明瞭な音も出てくるというのが特徴ですね。

ちなみに”BluesSpecial”という商品もありますが、そうではなくて、”BluesSpecial 1/2&1/2"という商品です。たぶんなかなか手に入れるのは難しいんじゃないかな?

 

塗装:オールニトロセルロースラッカー仕上げ 指板形状:R7.25inchの円錐(最終フレット約8inch)

ナット:牛骨オイル PU:Lindy Fralin BluesSpecial1/2&1/2 

2020/2/23 Martin D-28(ハイランダーPU取り付けなど)

 ハイランダーPUを取り付けるのですが、サドルの溝がなにやらおかしな感じに加工されているので、なんだか苦労しそうだなぁ~と思いつつ、とりあえずフレットのバリを取り除いたところの写真です。このD-28は1977年製のものですので、私と同い年であります^-^

2020/2/24 Martin D-28(ハイランダーPU取り付けなど 完了)

 ハイランダーPUの取り付け、まずエンドピンジャックを取り付けるのですが、このピックアップは穴を開けるだけではなく、ネジを切る必要があるので、タップ(ねじを切る工具の名前)を切ってねじを切ります。その後ピックアップ(ピエゾ)を通す穴をサドルの溝の中にあけるのですが、6弦側と1弦側の両側に貫通穴を斜めに開けます。この時に中のブレイシングに穴を開けないように気を付けましょう^-^そして、ここが肝心なところなのですが、サドルの溝の中に約1.5mmの底丸形状の溝を切っていくのですが、この溝の深さは誤差1/100mmぐらいの感覚で切らないと後でえらい目にあいます・・・。※ブリッジの所の写真がありますが、溝の中に細い溝が切られているのがわかるでしょうか?ちょっとわかりにくいかもしれませんが・・・

 

そんなこんなでピックアップを取り付けて、最後にピックアップ出力バランスというのを整えて完了です。この出力バランスを整えるのが実は非常に難しいのですが、実はこのピックアップはかなりの量のギターに取り付けてきたので(100本以上は間違いなく取り付けていますね・・・)もうなんだろ、苦楽を共にした仲間みたいな感覚ですよ、このピックアップ^-^

 

というわけで完了です。今回はサドルも製作しています。

 

溝がめちゃくちゃだったのでちょっと苦労しましたが、しっかり取り付けられてよかったです^-^