まずはバック板のブレイシングはがれです。
バッキリ折れていますね・・・。折れた時に欠片を拾っていてくれたので、うまく直ると思いますよ~^-^
とりあえず接着。※折れた時はあせらずみんなで欠片を拾いましょー。
プリアンプ部の写真です。どうやらイコライザーのポットと筐体がアースに落ちていないので、恐らくこれが原因でノイズがでてしまうんじゃないかと思うのでとりあえずやってみようというところです・・・
EMGのピックアップに交換。こんな感じですね^-^
ポット同士をつないでいる黒い配線を追加して、プリアンプを収めているケースがアースにしっかり落ちるようにするために各場所を研磨してケースの塗料を削っています。これでノイズはほぼ解消されたのですが、肝心のブリッジインピエゾが断線していることが分かったので、現在ピエゾの到着待ち・・・。
折れたところの接着が終わったので、接着したところをえぐって補強をして、現在塗装中。補強ついでに、ちょうど折れたところ付近だけ、グリップの太さより若干細くなっていた(へこんだような形になっていた)ので、少し太くしております。
マグネットPUとブリッジインピエゾの2個のピックアップをミックスしてボリュームをつけて出力できるようにしています。ボリュームはサウンドホールのところに両面テープで貼っております。
弦高が下がりすぎていたので、サドル交換もして、弦高を合わせております。
0フレット交換。手に持っているのが外したフレットです。いつも通り0フレットに打ったフレットはJescarです。サイズはFW50085-NS。
弦の巻き方ですが、ペグのポストがくびれていない場合は写真のようにして巻いています。こう巻かなければダメってわけではないのですがこのほうがきれいです。なんかこの巻き方が正しいみたいな情報もたまに聞きますが、通常のくびれているポストはこういう巻き方をする必要はないでしょう。
アコギの2系統のPU(デュアルピックアップ)用のボリュームボックスです。アコギの出力をステレオケーブルで出してこのボリュームボックスに入って、2つのピックアップの音量調整をしてミックス出力。今回はこのボックスからの出力をLRバックスのパラアコースティックDIに入力して使います。
ブリッジはがれ。塗装のうえに接着しても、まともに接着はできないので、ブリッジの形に合わせて塗装だけを切り取ります。こうすることで木材同士の接着ができるので確実です。というか当たり前ですが・・・(^-^:)
おおむね塗装をはがし終わりましたが、まだ細かいのが残っているので、あとはサンドペーパーで削っていきます。※ウレタン塗装だから硬かった~
本来は2ピックアップなのですが、ピックガードに取り付けられているはずのピックアップとともに最初から取り外されていて、パーツもないので1ピックアップで使うことにしたのですが、ピックアップの配線が丸見えでかっこ悪いので、ピッガードが取りついていたビス穴を貫通穴にしてそこから配線を通して見栄えを良くしてあります。
コントロール部の穴と、リアピックアップの高さ調整のアンカーが入っていた穴を埋めて、何もなかったことにはなりませんが埋め木の表面はコーティングして磨いております^-^
配線材はブレイデッドワイヤーにして、ジャックはスイッチクラフトに交換しております。
完了です。トラスロッドカバーを外したところの写真ですが、これはですね、折れた時の欠片を元に戻した部分になるのですが、お分かりになりますでしょうか?この写真で見ると六角ナット(ロッドナット)のすぐ上の部分あたりなのです。たぶんわからないと思います^-^
LR BaggsのM1(マグネティックピックアップ)とLyric(ブリッジの下側に貼り付けて使うマイク)の2つのピックアップを出力して使えるようにします。この2つのマイクをミックスしてモノラル出力(信号が1つ)して出すことも可能ではありますが、そうすると各PUの音量を調整できないので、ステレオ出力(信号が2つ)にします。
Lyricのプリアンプ部を開けると、実はもう一つピックアップが入れられるようにできていて、そこにM1の配線を入れればステレオ出力になります。M1に付属されているエンドピンジャック付きのケーブルを、ジャックから外してLyricのほうにハンダ付けします。その状態で使っても全然いいのですが、M1を外して使いたい場合にケーブルがギター内部でぶらぶらしてしまうので、配線を途中で切ってミニジャックでつないであります。こうすることでM1を使わない場合は、途中でつないだミニジャックの所から外せばスムーズでトラブルもないでしょう。ちなみにM1アクティブやM80などの電源のON/OFFが必要なピックアップを付けた場合でもエンドジャックのギターケーブルの抜き差しで、電源のON/OFFができるように配線してあります。手元のサウンドホールに貼り付けたボリュームはマスターボリュームになります。
前回ご紹介したボリュームボックスはこのPUシステムのために作ったものです。LRBaggsのMIX PROを使わなくてもこのボリュームボックスがあれば各ピックアップの音量調整ができてGOOD!イコライザーはParaAcoustic D.I.に任せましょう^-^